2007年3月29日木曜日

頭を下げられないヤツが商売すんな!

商売人の一番の仕事は、頭を下げることである。
お店にお客様が入ってきたら「いらっしゃいませ!」と頭を
下げる。迷っていたら「ゼヒお願いします」と頭を下げる。
お買い物をしてくれたら「ありがとうございます」と頭を
下げる。お店を出てゆくときには「ありがとうございました
~」と頭を下げながら見送る。

文章にするだけで4回である。そう、商売人にとって、お客
様は神様であって、相手が何者であろうが、お金を払う人に
はひれ伏すのがルールである。昨日の日記で書いたみたいに
身分も一番低いしな。

どれほど理不尽でも、どれほわがままでも、従って謝らなけ
ればならない。
(金額と理不尽さがあわなかったら、ぶん殴るけどね♪)

そのはずなのだが、たまに例外がいる。ある問屋の社員で
なんとなく高圧的な態度のヤツがいた。言葉は選んでいる
が、態度が高圧的なのである。コイツは、私がある程度
買い物を決めて、伝票を書いてもらっている途中に買い忘
れがあり、追加するといかにもめんどくさそうに、嫌な顔を
しながら「まだあるんですか?」と聞いてきやがる。
どこの商売でも、商品を追加して、こんな態度をとることは
ないだろう。喫茶店でも、ずっと居座っていて、アイスクリ
ームやらなんやら追加注文で食べ続けている客がいても、
労働的には面倒だが売り上げが上がっていっているわけであり
、満面の笑みで対応するはずである。
通信販売でも、しっかりと梱包した後に「追加注文で」と言わ
れ、また開けて入れなおして梱包しなおし、これが代金引換
なら、伝票も書き直さなければならない手間がかかるが、
文句を言ったり嫌味を言ったりすることはまずないだろう。

これらは、利益が発生することが、労働をする面倒さに打ち勝
つからに他ならない。それが、商売人というものである。

しかしコイツはどうだ。まるで、商品を追加させるのが悪い事
のような態度である。これだけで、「一回で決めなければなら
ない」という変なプレッシャーも生まれるだろうし、追加商品
を買うか買わないかどちらか迷っていたら、まず買わないだろう。
他に同じ条件の店があれば、そちらを選ぶようになるだろう。
結局、売り上げを落とすことにつながるのだ。

基本的に買う側はわがままに出来ている。現在のこの便利な世の
中も、そのようなわがままを満たすことを競争して勝ち残った
業者が生き残り、今に至っている。ところがこのアホのように、
売ることを僅かでも拒むような態度は、言語道断である。

そしてこのアホは、何回目かに行った時に、居なくなっていた。
「辞めて他の問屋に行った」と聞いた。この後、私のお店も
商売の規模が大きくなって行って、全国の主要な問屋と付き合
うようになった。しかし、このアホの姿を見ることはなかった。

そりゃあそうだろう。人に頭を下げることが出来ないヤツが、
商売を出来るわけがない。どこもクビになったに違いない。

今は何をしているか分からないが、お前のようなヤツは
商売をすんな!

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