2008年1月27日日曜日

喉から手が出るくらい欲しいもの。

「喉から手が出るくらい欲しい」って諺があるが、
皆は何が欲しいかな?

独身で結婚したい男性は嫁とか、得点力の
低い野球チームは長打力のあるバッターとか
色々だろう。

商売人が最も欲しいものは、「知名度」だ。

もっとも、自分自身の知名度を上げたいだなんて
これっぽっちも考えちゃあいない。
自分が有名人になっちまったら、前に書いた
「商売人よりも弱い人」になっちゃう。
知名度を利用して、商売をしたいって話なんだ。

なぜかって言うと、知名度が金を呼ぶからだ。

例えば、ブログ本ってのが最近は話題になって
いるが、もともと無名の人のブログが本になるくらいの
レベルになると、芸能界や政界の裏をある程度の
信憑性を持って書いたブログだとか、ヘタな小説より
面白い内容の恋愛話を高い頻度で更新しているとか、
かなりのクオリティーがいる。
ところが、有名人のブログなら、定期的に写真でも
貼って、3~4行でも書いておけば、それに多数の
アクセスを呼び、気がついたら本まで出版されてる。

前回、出版業界の発行部数について少し触れたが、
有名人→多いアクセス→出版って流れで、商品レベルの
発行部数を確保できるんだから、商売としては
美味しすぎる。

昨年、お笑い芸人の片割れが、過去の貧乏話を書いて
ベストセラーになったが、彼の体験が興味深いのも
勿論あるが、無名の若手がM-1でいいところまで行って
世間に名を売って、そこから定期的にテレビに出て
有名になった知名度がなければ、果たしてあの売り上げが
あったのかは疑問だろ?
もっともっと、貧乏で面白い体験をした一般の誰も
知らないサラリーマンが実費出版で本を出した所で、
数百万部どころか最低発行部数の500部も売れないだろう。
知名度に乗っかって、商売人がうまく宣伝し、
内容が良ければ数百万部の売り上げになるんだから
知名度が欲しいよな!

ただし、繰り返しになるが、自分自身にはいらない。
自分がフリーの立場で、その時、その場で高い人の知名度を
売って、賞味期限が切れたり、価値が落ちれば乗り換えれば
いいんだから。

この間話した江原さんにしても、インチキだったって
話に仮になったとして、価値が落ちたって700万部の
売り上げや、高視聴率によって入ってきたスポンサーからの
収入は返さなくたっていいし、彼の商品価値が落ちれば
次のを探せばいだけの話。
叩かれるのは江原さんだけ。ちょっと気合が入っている
人が、出版社や企業にクレームをつけるくらいで、
売ってた本屋さんや、スポンサー企業の商品を
売ってた小売店までにとばっちりは来ないからね。

世の中には商品力とか、素晴らしいサービスだとか
お金を生むモノはたくさんあるけど、知名度ほど
効率的にお金を生む商品は無いからね~

企業が宣伝広告費に莫大な金をかけるのは、
税金対策ってだけじゃないんだよな。

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